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2005年12月28日
「人権の歴史と日本国憲法」
みなさん、こんにちは。
乱読、積読のMr.Hです。
みなさん、日本国憲法、手元にありますか?
九条も大事だけれども、それ以外の条項も、卓越した人権思想にあふれているんですよ。
これは九条の魅力をより深くつかむ上でも、大事なポイントだと思います。
今回ご紹介するのは
「人権の歴史と日本国憲法」(浜林正夫著 学習の友社)です。
日本国憲法の特徴、とりわけその人権思想が、どういう人類史の流れの中で生まれ、日本国憲法に結実したのかを、ヨーロッパなどの歴史も振り返りながら解説した本です。
「アメリカの押し付け」という方もいらっしゃいますが、当時の日本政府には、「人権」の思想が根付いてるとはいえなかったので、人権を生かした憲法は、外から「押し付けられる」面は仕方ない。
じゃないと、私達は、人権が不十分な憲法のもとで暮らしていなくてはいけなかったわけで。
それらの「人権」なるものを、どうやって人類は、掴み取ってきたのか、興味ありませんか?
この本は、「日本国憲法」と同時に、「人権」の勉強にもなります。
憲法の「改正」を訴える人、とりわけ「押し付け憲法論」への反論や、「政府側からの改憲論」の矛盾の指摘など、今の改憲論争には欠かせない本ですね!
投稿者 Mr.H : 2005年12月28日 18:00
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