昨2017年7月7日に国連で「核兵器禁止条約」が、国連加盟国193国中、122カ国・地域の賛成で採択されました。核兵器保有国、核の傘にいる国は欠席または反対しました。50ヵ国が批准し、その90日後に発効します(現在批准は3カ国)。この条約採択に尽力したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞しました。12月10日の授賞式に、ICAN事務局長ベアトリス・フィンさんとともに、カナダ在住の広島被爆者85歳のサーロー節子さんが被爆者としてはじめて受賞スピーチをされました。力強く感動的なスピーチでした。原爆投下は一般市民を対象とした戦争犯罪であると。核兵器は必要悪ではなく絶対悪であり、核兵器保有国と核の傘にいる国は共犯者であると。条約採択は「終わりのはじまり」であると。節子さんは「核兵器廃絶をあきらめるな、条約発効に向けて、障害を押し続け、前に進み続け、条約発効という光に向かって進め」と語られました。

広島・長崎の原爆投下から72年目にしてやっと採択されました。「核兵器禁止条約」のように「戦争禁止条約」も採択させたいものです。 九条改憲をいっきに推し進めようとしている安倍政権の終わりの年にしましょう。決してあきらめないで、歩んでいきましょう。

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