7月15日旭川市1条通買物公園で戦争法案強行採決抗議行動が行われました。
7月16日、17日も17時30分から街頭行動があります!

NikonP610_2015-07-15 17-36-19_0119NikonP610_2015-07-15 17-14-14_0013NikonP610_2015-07-15 17-17-41_0027NikonP610_2015-07-15 17-53-27_017627歳の山岸さん(写真右)がスピーチ
以下、山岸さんのスピーチです。
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みなさん、こんにちは。
27歳、市民、山岸孝輝です。
今日は、たったひとつのことを言いに来ました。それは、安全保障関連法案、いわゆる戦争法案を、絶対に許さないということです。今日の正午、委員会で戦争法案が通りましたが、ふざけるなって話です。
7・15のクーデターと言ってもいい。絶対に潰しましょう。そのためにも、ご通行中のみなさん、反対の署名を書いてください。フライヤーを受け取ってください。少しの時間、プラカを持ってください。お願いします。
戦争法案でやれるようになる自衛隊の任務は、危険なもので埋め尽くされています。存立危機事態だとかなんだとか、政府はややこしい言葉を使って煙に巻こうとしていますが、言ってしまえば、何かの理由をでっち上げて、他の国の戦争に首を突っ込んで、人を殺し殺される支援をしようということです。さらには、われわれ国民も、殺し殺される当事者になるということです。
しかも、政府はたびたび中国や北朝鮮などの恐怖を煽って、やたらに軍備を増強しないといけない、いまのままの法律では駄目なんだと、わたしたちに思わせようと躍起になっています。また、旭川が生んでしまった偉大なる衆議院議員、自民党の今津寛氏は、戦争法案の根っこにある集団的自衛権について、火事の消火の例えばなしをしてわたしたちを欺いています。数日前のことです。そんなものは個別的自衛権でなんとかなるんですよ。しかも、戦争は加担すれば、途端に自国をも危険にさらすものです。バカにするのもいい加減にしろと言いたいです。旭川には陸上自衛隊の大きな駐屯地があるのですよ? イラク戦争の時に、真っ先にイラクへと赴いた自衛隊が旭川にいるのですよ? 太平洋戦争の時、ガタルカナルの戦いで真っ先に白兵突撃を行ってたくさんの戦死者を出した、ほんとうにわずかな兵隊しか帰ってこられなかった、あの第七師団のあった街なんですよ。そのような選挙区から立候補しておいて、何でそんなデタラメを言えるのですか? ふざけるのも大概にしてください。
私は政府に言いたい。その口はなんのためについてるんだ? われわれ人類の言葉は、なんのためにあるんだ? 武器使う前に、戦争の準備する前に、話し合いによって解決するのは、現代社会では当たり前です。 武器使って、脅しつけて言うことを聞かせるなんて、いつの時代の話をしているのかってことです。歴史の勉強ぐらい、政治家やってるのであればちゃんとしてください。

ここまででももうあきらかですが、戦争法案は、憲法違反の法案です。日本国憲法には、海外で自衛隊が人を殺してきていいとも、海外の戦争に自衛隊が協力していいとも書いてません。その逆のことなら書いてます。国際紛争を解決するために戦争や武力行使をしないと、はっきり書いてます。もうこの時点でアウトです。戦争法案は日本の憲法上無理なのです。それを通してしまった政府は、絶対に許せませんし、近い将来、その報いを受けることになるでしょう。

また、戦争法案は、徴兵制への道を切り開くものです。政府はかたくなに否定していますが、こんな法制、徴兵でもしなければとても成り立ちません。海外にどんどん派兵すれば、国内の守備が手薄になりますから、当然の話です。
赤紙のような露骨なものではないにせよ、経済的に苦しい家の子どもが、やむを得ずに自衛隊に入隊するということが、戦争法案が通れば、どんどん増えていくことになると思われます。わたしたちの世代や、さらにその下の世代にとっては切実な話です。金に困って体力があるなら、わたしたちは自衛隊に入り、最悪海外で人殺しをすることになるからです。そんな未来はまっぴらなのです! わたしたちは、人殺しの機械ではない!
私は自衛隊員や、自分や、自分よりもさらにしたの世代の子どもたちが、戦地で殺し殺されるようになる未来が恐ろしくて、戦争法案に反対しているのです。

政府は今日、いよいよ衆議院の特別委員会で、戦争法案を通してしまいました。そんなこと許さない、まともに議論にもならない、議論すらできない法案だから採決になんて応じないよ、そう言ってほとんどの野党が採決を欠席しているのに、無理やり数の力で、押し通しました。民主党・共産党・維新の党を筆頭にほとんどの野党がダメだと言っているのに、与党政府は戦争法案を押し通しました。そしていまこの瞬間にも、全国数十ヶ所で、数万ですむのかわからないぐらいの、大勢の人たちが反対の声をあげているのに、自民党と公明党は、戦争法案を押し通しました。これって独裁ですよね? わたしたちの声を聞かないで勝手なことをやっているのだから。野党がみんな欠席しているのに法案を通してしまうのだから。憲法に書いてないことを、わたしたちが納得していないのにやろうとしているのですから、これは反乱、クーデターですよね。
こんなバカみたいな政府に、いいようにされていていいのですか? いいわけねぇよな? 絶望している暇はありません。ご通行中のみなさん、いいなりになっていると思われたくなければ、やらない理由を探さないで、今すぐここで署名してください。何度だって言います。こんな政府に文句を言えない人間は、粛々と政府のいいなりになっているだけだ! いまの政府に無関心でいることは、将来この国に生まれてくる子どもたちへの、いままさに生まれてこようとしている命への罪だ。命令にひたすら忠実に従う機械人形にならないでください。絶望してはいけない。わたしたちには力がある。人一人分の、誰にでもある力が、いまこの場を通りすぎようとしているあなたにも、ネットを使ってわれわれを陰湿に攻撃しているあなたにも、障害を持つあなたにも、外国人にもアイヌにも、部活や塾で忙しい学生のあなたも、ベビーカーのなかにいる君にだって、誰にだって備わっているのです。みんなで力を合わせて反対の声をあげれば、どんな政府だってわれわれを無視できなくなります。ただひたすらにごり押しをすることができなくなります。なぜなら、われわれがさらに大きな声で、政府を打ちのめすからです。だから署名してください。フライヤーを受け取って、是非読んでください。プラカードをもって、この場で意思表示をしてください。わたしたちは、戦争法案を廃案にするまで、永遠に声をあげ続けます。やかましくうるさく、誰もが無視できないように、いつまでもいつまでも、声をあげ続けます。民主主義の火を絶やさぬために、声をあげ続けます。ダメなことにはダメだと言う、人として当たり前の権利を守るために、声をあげ続けます。署名をしてください。絶望してはいけない。フライヤーを受け取ってください。プラカを持ってください。わたしたちの民主主義を、政府に示しましょう。わたしたちが、何でも言うことを聞く都合のいい存在ではないのだということを、政府に示しましょう。みなさん、絶望してはいけない。そんな暇はわたしたちにはない! みんなの力で、戦争法案を廃案に追い込みましょう!
民主主義を、われわれの手に取り戻そうではありませんか!

Source: あさひかわ西地域九条の会ブログ

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