石川の三宅靖・前川信政・木下勝・山岸雅司・筑田正志・上田良成・高野三枝・平田米里・林律子・金昌基・寺島良彦・金子謹也・蘇馬真理子さんから会への賛同とメッセージを頂きました

石川の三宅靖・前川信政・木下勝・山岸雅司・筑田正志・上田良成・高野三枝・平田米里・林律子・金昌基・寺島良彦・金子謹也・蘇馬真理子さんから会への賛同とメッセージを頂きましたので紹介します。

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三宅 靖  三宅医院  憲法を踏みにじる行為は決して許されない。

前川 信政  前川医院

木下 勝  花園医院  近所の火事を消しに助けにいくのとは意味が違う。憲法にかかわる問題なのだ。国民をごまかすな!

山岸 雅司  やまぎしレディスクリニック  まったくとんでもない法案です。以前、中選挙区から小選挙区になった時に懸念されていたことが本当に起ころうとしています。絶対に阻止しなければなりません。

筑田 正志  ちくだ医院  憲法9条を解釈で意味にすれば何の意味もなくなります。どのような歯止めも意味がなくなります。

上田 良成  上田医院  孫に平和な人生を贈りたい。私も反対します。妻 上田黎美

高野 三枝        違法だから

平田 米里  平田歯科医院

林 律子  のぞみ小児科医院

金 昌基  長土塀クリニック  法案に賛成された「センセイ」待史 有事では、最前戦でのご活躍お願い申し上げます。

寺島 良彦  老健手取の里  戦争がなくならないという前提で議論すること自体がすでに問題だと思う。

金子 謹也  金子歯科医院

蘇馬 真理子 福留クリニック

Source: 9条の会・医療者の会 » 9条の会・医療者の会

vol.511「ひとりでもやる、ひとりでもやめる」

 先週の土曜日、都内で開かれた小田実さん没後8年シンポジウム「ひとりでもやる、ひとりでもやめる 〜いまこそ良心的軍事拒否国家を!」に参加しました。標題に掲げられた言葉は、小田さんの著書『ひとりでもやる、ひとりでもやめる —「良心的軍事拒否国家」日本・市民の選択』(筑摩書房、2000年)からのものです。そこには、〈「平和憲法」の基本の原理の「平和主義」をひとりひとりの個人の領域でとらえれば、その個人が属する国家が軍隊を、もとうがもつまいが、そこにまちがいなく出てくるのは「良心的兵役拒否者」としての個人のありようでしょうし、その「良心的兵役拒否者」の集団としての日本国家のありようとなると、…〉という、今、まさに読むべき市民活動への指針となるような言葉が、詰まっていました。

 シンポでは、「wam 女たちの戦争と平和資料館」館長の池田恵理子さんのお話もあり、従軍慰安婦問題について、小田さんがどのように捉えてらっしゃったかについても、初めて伺うことができ有意義なものでした。

 連載コラム「徴兵拒否でフランスに亡命 イェダりんの“リベルテ”を探して!」でもおなじみの、イ・イェダさんの紹介もありました。今年はベトナム戦争終結40年。韓国は、アメリカとの集団的自衛権によって、のべ32万の軍隊を派遣。莫大な数の人間が、殺し殺されるという悲惨な「参戦」となりました。こうした歴史を再検証する中で、小田実さんらが行ったベ平連の運動は、韓国における兵役拒否者を支援するグループの中でも、注目されているのだそう。実際に「誰も殺したくない」との思いから、フランスに単独で亡命したイさんは、まさに小田さんの思想「ひとりでもやめる」の実践者だと言えるでしょう。

 さて、「ひとりでもやる」の人々が大勢集まり、今日も国会前で、全国で、平和のための抑止力という名の下に軍事力を強化しようとする為政者に向かって「NO」と声を上げています。「平和主義」と「個人の尊重」を根幹とする日本国憲法を、一人ひとりが体現しているのだと、改めて実感する戦後70年目の夏です。

(水島さつき)

Source: マガジン9

第22回 「発熱中!」が200名弱、増殖しました

映画、テレビ、舞台と幅広く活躍してきた女優の木内みどりさん。
3・11以降は、脱原発についても積極的に活動しています。
脱原発への思いや憲法のこと、政治や社会参加についてなど、
日々の暮らしや活動のなかで感じていること、気になっていることを
「本音」で綴っていただきます。不定期連載でお届けします。

第22回

「発熱中!」が200名弱、増殖しました

 さる7月8日のことです。慶應大学・日吉キャンパスの階段教室で、わたしとっては3回目の経験、大学の講師として約200名の学生さんに90分の講義をさせていただきました。

 そもそも、中卒ですから大学の授業に出た経験がありません。だから、大学というものを知りませんし、昔と今とどう違うのかもわかりません。階段教室というものも、映画やテレビの映像でしか見たことがないのでした。

 「場」に馴染みたいので、早めに到着してしばし廊下や通路を歩きました。

 18、19、20、21歳 という、自分の子どもより年若い人たちが、たくさんたくさん歩いています。今のわたしの目には「子ども」に見えます。世代の違う「正式な講師でない」「彼らが選択したのではない講師」のわたしの言葉が通じるのか、想いを共有できるのか…不安がいっぱいでしたが、最低限「本気で生きる」熱だけは伝えたいと教室に入りました。
 大きな教室ですが、みなさんの許可をもらってマイクなしの直接の声で聴いてもらいました。これだけは伝えたいとメモしていったことを次々と展開。学生さんの反応に沿って脱線しながら、全員で雑談しながら散歩したような気分でした。
 90分が、すぐ、でした。

 以下、学生さんのアンケートです。

  • 今までの中でいちばんビビッときた講義でした。木内さんみたいに熱をぶつけてくれる授業があまりないから、なんかどよーんとしてしまう気がしました。
  • 熱がすごく伝わってきて、久しぶりに90分間全く眠くない授業でした。
  • いつもの授業と違ってすごく新鮮だった。いい意味で普段の常識を壊してくれてよかった。
  • 「わたしたちは人生の華の時代を生きているのだから、もっと、パワフルに生きないともったいない」という言葉が胸に痛く刺さりました。
  • 正直、大学に入学した当初の熱を失っている自分がいて、今日の木内さんの話はものすごく自分に響きました。
  • みどりさんのすごい熱で目が覚めました!!
  • 木内さんのパワフルさに、思わず身を乗り出してお話をきいてしまいました。
  • とってもパワフルな方で、40代かと思いました。
  • 原発には賛成だったのですが、今日の話を聞いて反対派になりました。
  • 力強いスピーチだった。起きなければいけないらしい。気付かされた講義だった。
  • すごく印象に残る90分でした。
  • もっと自分の内側から変わろうと思いました。
  • 非常に感情に訴えてきて、多少、過激だったが、普段こういう人に教えられることはなかったので新鮮だった。
  • 今まで大学で受けてきた授業でいちばん面白いものだと思いました。
  • 目を覚まされた感がありました。
  • 今日、木内さんの講義をきいて、うちに眠っていたわたしの生きる原動力、果たしたい思いを再確認することができたような気がします。
  • 「自分の中にどういう熱があるのかを知る」という言葉がいちばん印象的だった。
  • 熱のある講演をありがとうございました。人生に本気になってくれという意見には賛成です。
  • 木内みどりさんは今まで会った人の中でいちばん力強い人でした。
  • I got inspired from her so much, and on top of that I feel want to be like her in the future.
  • なんでそんなにパワフルなのか。知りたい。教えてください!! おねがいします!!
  • 生き方を見直そうと思った。感心と圧倒の連続だった。
  • 少し目覚めました。
  • わたしも原発止めたい。なんとかしたい。
  • みどりさんの力強い講演に目がさめるようでした。
  • 久しぶりに熱のこもった話を聞けて良かったです。ただ、権力と正攻法対峙するのは不可能だと思います。我々はもっとずる賢くこの敵と闘わなければならないと感じました。
  • わたしの人生の主役はわたし、と主張することの大切さを感じました。
  • わたしたちとは初対面にもかかわらず、全てを見透かされている気がしました。木内さんの言葉で目が覚めました。自分を見つめ直します。
  • とてもパワフルな方だなぁと思いました。言っていることが熱血で心動かされました。発熱したいです。
  • わたしは福島県出身なのですが、ここまで授業で原発批判とか政府の対応批判した人は見たことがなかったので圧倒されました。
  • 脱原発の方の意見というより、木内みどりさんからしか聞くことができないお話が聞けてとても有意義でした。
  • 僕が人生で会ったことのないタイプの人だった。話を聞いていたら、外国に旅に出ていろんな人に会って、いろんな考えに触れたいという欲がかきたてられました。
  • 自分がやる気がない人間だということを実感させられた。
  • 当事者意識が持てません。私自身が様々な行動に対して責任を持っていないからでしょうか。
  • 目をさまさまければ!! 何かいろいろもう遅いやと思っていたけれど、全然だ。これからだ。
  • 人生のエネルギーをもらいました。
  • もっと自分で自分のことをしっかり考えて生活していこうと思った。
  • みどりさんの講義は演劇みたいで直接、心にひびいた。
  • 世の中が複雑すぎて一歩を踏み出せません。
  • 木内さんはとっても情熱的な方で、とってもおもしろい講義でした。選挙権を獲得したら必ず選挙に行こうと思います。自分の中で何か萌えるものを見つけたいです。

 アンケートはもっともっと、たくさん、ありました。
 中に、「幸せな人生を過ごした人なんだなぁと感じた」というものがあり、「安倍政権を原発の観点から一概に甚だしく批判するのは、これから選挙権を握る学生に訴えるのは、どうかと思います。アベノミクスは成功し、日本経済は間違いなく良い方向に向かっています。空気を読むことも生きていく上で非常に重要なことです。木内さんにも今一度ご自身のお考えを再考されてみていただきたいです。失礼いたしました」というのがあり、「わたしの母校に講演に来てください」という出身高校での「講演依頼」が3通ありました。

 この90分で聴いてくれた学生さんが、この日のわたしを体験し、わたしがこの教室の200名近い大学生さんたちを体験した。教えたり教わったりってほんとうはここから始まるのにな…というのが終えてからのいちばんの実感でした。
 だから、ふと、わたしの中で予想外の欲が芽生えました。もう少しもう少し小さい部屋で、せいぜい30人位の若い人と一緒に、散歩でもするかのような講義の時間を持ちたいなと思ってしまいました。
 「目が覚めた」「本気になってきた」「発熱したいです」「自分を見つめ直します」という幾人もの人の中で、90分の効果が熱として届いたことがうれしかった。

 発熱仲間が約200名弱、増殖しました。

 そして、「7月18日午後1時きっかりに」と、澤地久枝さんが提案して始まった「アベ政治を許さない」サインを掲げるアクション。わたしもTwitter、 Facebookに 「7月18日午後1時きっかりに代々木上原駅に立ちます」と書き、実行しました。
 読んだ方々が来てくださって50から60名の方々と「スタンディング」となりました。



 この日はなかよしの子どもと1日遊ぶ約束の日でした。
 みんなもノッて、こんな写真をキメました。

Source: マガジン9

第344回 強行採決に思う。の巻

 7月15日、衆院特別委員会で安保関連法案が強行採決された。
 その瞬間を、私は国会内で迎えた。直前に傍聴券が入手できたのだ。しかし、待合室には傍聴希望者が溢れ、中に入ることは叶わず、待合室の専用テレビで数十人とともに中継を見守った。採決の瞬間、近くにいた2人の女性が「ああ」と呻きながら涙を流した。

 この日の国会前には、怒りが渦巻いていた。猛暑の炎天下、多くの人が座り込みを続け、18時半から開催された国会前大集会には、なんと10万人が押し寄せた。もちろん私も参加した。
 いろんな思いが胸をよぎった。だけど、国会内という特殊な場所でその瞬間を迎えたせいか、私には腹が立ってしょうがないことがあった。それはこの強行採決を可能にした圧倒的な「数の力」だ。
 
 連日のように座り込みが続けられ、全国で反対デモが開催されているのに、そんなものはまったく関係ないとばかりに強行された採決。
 2013年12月6日、特定秘密保護法が可決・成立した瞬間を思い出した。あの時、私は参議院本会議の傍聴席にいた。国会の周りには1万人を超える人々が集まり、デモ隊が続々と押し寄せ、「反対」の声が国会周辺を揺るがしていた。当然、それはすべての議員に聞こえていた。なのにあの日、秘密保護法はあまりにもあっさりと可決・成立した。
 あの時、3日間連続で国会を傍聴して打ちのめされたのは、やはり圧倒的な「数の力」だ。与党の数があれだけ揃っていれば、どんなことだってできるのだ。その事実の前に、途方もない無力感が襲ってきた。その時も、思った。この状況を、自民党に投票した人はどう思っているのだろう、と。15日の強行採決の瞬間も、まったく同じことを思った。腹が立ってしょうがなかったのは、そのことだ。

 安倍政権の支持率は、ここに来て急落している。朝日新聞が18・19日に行なった緊急世論調査では支持率37%、不支持率46%。衆院での強行採決に対し「よくない」と答えたのは69%。憲法解釈を変えて安保関連法案の整備を進めていることについて「適切でない」は74%。また、安倍内閣支持者の中でも法案に反対するのは24%という結果が出た。
 熟慮に熟慮を重ねて自民党に投票した人に、私は何かを言う気はない。しかし、この数年、選挙のたびに割り切れなさを感じてきたのも事実だ。例えば12年末、民主党から自民党への政権交代が起きた時、「民主党へのお仕置きとして自民に入れた」人って、ものすごくたくさんいるように思うのだ。或いは、ガス抜きとして。しかし、それが回り回って今、「戦争法案」と言われるような法案を強行採決させる事態になっているわけである。

 「なんかよくわかんないけど選挙に行け行け言われるし、民主党ダメだったし、とりあえず自民にでも入れとくか」――そんな投票行動をする人を、私はもっとも怖いと思う。もっとも無責任だと思う。だけど恐ろしいことに、そんな人って少なくないように思うのだ。実際に、そういった台詞を耳にしたことは一度や二度ではない。 
 お仕置きやガス抜きや条件反射的思考ではなく、自らの投票行動の先に、その三段階くらい先にどんなことが起こり得るのか――。本当に熟慮を重ねなければ、この国の民主主義の機能不全と政治の劣化はより加速していくだけだ。今の状況が、選挙結果によって合法的に作られているということ。このことを、私たちはもっともっと議論すべきできないだろうか。

 一方で、直接民主主義の行使は至るところで力を増している。18日には「アベ政治を許さない」と全国で多くの人がアピールし、抗議の声は広まるばかりだ。私自身は19日、長野県松本の集会・デモに参加した。「本気でとめる! 戦争法案」と銘打たれた集会・デモには800人が参加。
 デモ前の集会では、「戦争法案反対」という趣旨に賛同して「歌わせてほしい」とギター片手にやってきた中学2年生が飛び入りで自作の曲を披露。「じゃんけん」というタイトルの曲の歌詞の由来を聞くと、「武器や武力じゃなくて、グー・チョキ・パーの3つで争いが解決されるようになればいいのに」というメッセージが込められているとのことだった。そんな少年をはじめとして、いろいろな人が様々な形で戦争法案反対をアピールした。
 ちなみにこの日は、私とともにゲストスピーカーとして戦場ジャーナリストの安田純平氏も登壇予定だったのだが、ご存知のように「シリアで消息不明か」と報道されている状況。この原稿を書いている今も続報はなく、無事を祈ることしかできないでいる。。。

 さて、衆院での強行採決後も、多くの人が廃案に向けて様々なアクションを起こしているわけだが、最近、「結構簡単にできそうで効果的」な行動を発見した。それは地域の自民党・公明党支部に質問してみること。以下、ホントに質問に行った人たちの動画があるので参考に☆

「戦争法案で自民党・公明党事務所に質問に行こう」

 できることは、まだまだたくさんある。何よりも、世論はどんどん高まっている。怒りを持つ人たちの数は、確実に増えているのだ。
 衆院委員会で強行採決がなされた15日は、東京だけでなく、大阪や札幌、京都、広島、長崎、沖縄などでも抗議行動が行なわれた。

 今、私たちは全身で、民主主義を取り戻そうとしているのだと思う。安保法制は、今からでも止められる。歴史的な闘いは、この夏、日本全土を揺らすだろう。


 7月27日、『14歳からわかる戦争のリアル』(河出書房新社)が出版されます(都内書店には25日に並ぶ予定)!
 集団的自衛権ってなに? 戦争の民営化ってなに? 「戦争ができる国」って、どういうこと? イラク、アフガン、太平洋戦争――。“戦場”を経験した人たち、それぞれのリアル。おそらく、日本で一番わかりやすい「戦争」の本。
 太平洋戦争を経験した金子兜太氏・赤木春恵氏、イラク帰還兵ロス・カプーティ氏、戦場ボランティア・高遠菜穂子氏、紛争解決請負人・伊勢崎賢治氏、韓国兵役拒否亡命者・イ・イェダ氏、元自衛隊員・泥憲和氏、戦場出稼ぎ労働を体験取材した安田純平氏が登場。

Source: マガジン9

第180回安保闘争のデモ映像を見て今のデモを考えた。

 7月10日(金)、大阪に行ってきた。『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)の収録だ。元は『たかじんのそこまで言って委員会』だったが、たかじんさんが亡くなって、名前が取れた。久しぶりだ。政治評論家の三宅久之先生も亡くなったし、淋しい。宮崎哲弥さん、勝谷誠彦さんもこの日はいなかった。ただ、桂ざこばさん、田嶋陽子さんがいたので、ホッとした。司会は辛坊治郎さんと渡辺真理さん。
 僕は4年ぶりぐらいだ。東京の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)と同様に、大阪の『そこまで言って委員会NP』もすぐに激しい討論になる。「バカ野郎、帰れ!」と怒鳴る人もいる。僕なんか気が弱いから、そうした激論にはなかなか入っていけない。それに怒鳴り散らし、他人を罵倒してまで喋ることもないや、と思っているので、あまりお呼びもない。また「おとなしくなった右翼」じゃ、出す意味もないと思っているのかもしれない。
 でも去年は『朝生』に一回出たし、『そこまで言って委員会NP』は4年ぶりだ。「今回は特に鈴木さんに出てもらいたいんですよ」とプロデューサーは言う。今、『そこまで言って委員会NP』は「シリーズ戦後70年企画」をやっている。今週は〈あの時、日本は熱かった! 戦後社会運動史 徹底検証スペシャル〉をやるという。それは面白いと思った。これは出てみたい。それに、一般のパネラーではなくゲストだという。元日本共産党№4の筆坂秀世さんと僕の二人がゲストだ。「左右の運動を闘ってきた二人に大いに語ってほしい」と言う。筆坂さんとなら建設的な話も出来るし、と思い承知した。
 7月10日の収録は、午後3時から2時間(放送は7月19日(日))だった。「あの時、日本は熱かった! 戦後社会運動史 徹底検証スペシャル」は、4つのコーナーに分かれていた。4つのコーナーは以下だ。

 •第1章:「学生運動とは何だったのか?」
 •第2章:「労働運動が“格差”を生んだ!?」
 •第3章:「市民運動とプロ市民」
 •第4章:「女性解放運動で男女平等は実現したのか?」

 なかなか挑戦的なテーマだ。また、映像資料を見ているだけでも勉強になった。ゲストやパネラーはあらかじめ「アンケート」に答えを出すことになっている。こうした日本の「学生運動」「労働運動」「市民運動」「女性解放運動」に共感できるか? というものだ。パネラーはほとんどが4つとも「共感できない」だ。「途中までは共感できる」という人もいた。あっ、田嶋さんだけは皆「共感できる」だった。だから他のメンバーから「馬鹿なことを言うな!」「だからダメなんだ!」と罵声を浴びせられていた。僕は4つとも「共感できる」。行き過ぎやまずい所はあったとしても、社会に対し異議申し立てをすることは、偉い。何も行動しないくせに口だけで言う人間はダメだ、と思っているからだ。立場は違っても筆坂さんも、4つとも「共感できる」だったようだ。もっとも「反日共系」の「新左翼」には共感できないという。あれは「新左翼」ではないし、「トロツキスト」は「ただの暴力分子」と共産党時代には、否定していたからだろう。
 この日、驚いたのは「行動すること」に対して否定的な人が多かったことだ。一人ひとりが立ち上がるデモや集会をやったりすると、必ず過激になり、犯罪をおかす、という人までいる。官邸前に集まったデモを“テロリスト”と呼んだ自民党の議員がいたが、それと通じる。国民の声は選挙を通して伝えればいい。そこで選ばれた議員が決めることが「民主主義」だという考え方だ。それこそ思い上がった考えだ。「国家のことは俺たち国会議員が決めるんだ。それ以外の者がデモや集会で議論するのはテロと同じだ」と自民党は言う。とんでもない話だ。

 『そこまで言って委員会NP』でも、学生運動、労働運動を一切認めず、「投票できめればいい」という人が多かった。また、集団的自衛権は「世界の平和」のためにやるのであって、反対する人はおかしいと言う。僕が「アメリカの傭兵」になってしまうと言うと、「そんなの妄想だ!」とピシャリと叩きつぶされた。政治討論番組が、どこもこんな形になっているようだ。右派、保守派が主流であり、リベラルな人は声が低い。これは国会でも同じだ。強硬なことを言う議員ばかりが目立つ。
 7月15日(水)、衆院特別委員会で安保法案が強行採決された。テレビでその瞬間を見ていたら、野党議員はプラカードや紙を持ち掲げている。明らかにカメラに向かって見せている。これじゃ、国会内もデモ現場だなと思った。こんなプラカードを国会に持ってきていいのか。厳密に言ったら違反なのだろうか。
「通ったんだし、野党のパフォーマンスくらいやらしてやろう」という安倍総理の考えだろう。そんな馬鹿なことをやったって国民は野党を支持しない。国民の多くが自民党を支持しているという傲慢な自信なのだろうか。暗澹たる気持ちになった。安保関連法案は、7月16日(木)、衆院を通過。これから闘いの場は参議院になった。国会前では法案反対のデモが連日続いている。
 60年安保反対では、30万人以上のデモが集まった。国会に突入した人間もいた。『そこまで言って委員会NP』でその映像を見て衝撃を受けたので、なおのこと今の政治状況を考えこんでしまった。

Source: マガジン9

第53回 袴田事件の再審請求を「迷走」させる裁判所

 「袴田事件」の再審(裁判のやり直し)を始めるかどうか、東京高等裁判所(大島隆明裁判長)の審理が前に進まない。傍で取材している立場から見れば「迷走」とも受けとめられる状態だ。しかも、やや危ない迷走である。

 1966年に静岡県で起きた一家4人殺害事件で死刑判決が確定していた元プロボクサーの袴田巖さん(79歳)に、静岡地方裁判所が再審開始を認める決定を出したのは、昨年3月のことだった。検察がこの決定を不服として即時抗告したため、審理は東京高裁で続くことになった。

 その後の経過は断片的に報道されるだけなので、一般の方々にはなかなか理解しづらいのかもしれない。袴田さんが釈放されたこともあり、街頭で支援活動を取材していると「無罪が決まったんですよね」と声を掛けられることもあるが、いまだに再審は始まっておらず、袴田さんの身分は「確定死刑囚」のままだ。東京高裁の審理が最初のヤマ場に差し掛かっているので、改めて現況を報告したい。

 「少し紛糾しました」

 7月10日に開かれた裁判所と検察、弁護団による三者協議。終了後に記者会見した弁護団は控えめに協議の様子を紹介した。しかし、その内容を説明する言葉からは、裁判所との間で厳しいやり取りがあったことがうかがえた。

 たとえば、こんな具合だ。

 「裁判所はこれまでの議論を抜きに、実験を実施することが決まっているかのような言い方をした」

 「裁判所が思いつきで実験をやりたいと言っているのに等しい状況を危惧する」

 「誰もやったことがない未知の実験。裁判所がやってみたいから実施するというのでは無責任だ」

 ここで実施するかどうかがテーマになっているのは、DNA鑑定の一手法である「選択的抽出方法」の検証実験である。

 選択的抽出方法とは、唾液や皮脂、汗が混じっている可能性のある血痕から、血液に由来するDNA型を選り分けて取り出す方法のこと。静岡地裁が実施した「5点の衣類」(袴田さんの犯行着衣とされていたシャツ、ズボンなど)に付いた血痕のDNA鑑定で、弁護団が推薦した法医学者・H氏が用いた。そして、袴田さんのものとされていたシャツの血痕のDNA型が、袴田さんとは別人のものとの結論を導いた。

 H氏の鑑定結果は地裁の再審開始決定で「新証拠」と認められ、死刑判決の決め手とされていた「5点の衣類」が袴田さんの犯行着衣ではないことを裏付ける根拠となる。これに対して検察は「選択的抽出方法はH氏独自の手法で有効性がなく、信用できない」と反論し、この方法の有効性を確認するためとして裁判所に求めているのが検証実験なのだ。

 これまでの東京高裁での審理では、検証実験を実施するかどうか、実施するとすればどんな方法を採るのかをめぐって、議論が続いてきた。

 弁護団の説明をたどると、裁判所は選択的抽出方法の検証実験について、当初は「少し気になるので疑問をそこだけ確かめたい」といったニュアンスだったそうだ。やがて「検討する必要がある」に変わり、弁護団との「押し問答」の末、それを退けるかのように「職権的に実施することを強く希望する」となった。それがなぜなのか、外部からは知る由もないが、少なくとも弁護団から見れば「検察寄り」とも取れる訴訟指揮に違いあるまい。

 弁護団は一貫して検証実験に強く反対してきた。選択的抽出方法はあくまで鑑定の効果を高めるためにH氏が使った「補足的な手順」であり、それがなかったとしても結果に変わりはなかったことを強調した。「すでに世界的に受け入れられており、科学的な合理性は十分」「即時抗告審の性格上、(検証実験のように)事実調べをやり直すことは想定されていない」とも主張した。

 しかし、裁判所の実験実施の意思が固いことがはっきりしてきた今春以降、弁護団は「絶対反対」の姿勢を転換し、「条件闘争」に移ることを決める。何より「このままでは東京高裁での審理が長期化し、早期の無罪獲得をめざす袴田さんのためにならない」と考えたという。背景には、検察が有利になるような条件で裁判所に検証実験の実施を決められかねない、との危機感があったようだ。

 そこで弁護団が提案したのは、検察から依頼を受けて独自に実験を行い「選択的抽出方法では20年前、16年前の血痕からDNAを抽出すること自体が困難だった」との意見書を東京高裁に出した法医学者・A氏と同じ血痕・同じやり方で検証実験をすることだった。A氏とは逆にDNA型を検出できれば「選択的抽出方法が古い血液からDNAを取り出すことを阻害しない」と確認され、「有効性がない」との検察の主張を否定できると立論した。

 一方、検察の提案は、科学警察研究所(科警研、警察庁の機関)が保管している10年前の血液に唾液を垂らして試料を作り、選択的抽出方法で血液のDNAを取り出せるか確かめる内容だった。弁護団は「DNAは時間の経過とともに減っていくので新しい唾液の方がDNAの量は多く、唾液のDNAを検出させるための誘導的実験だ」と強く反対した。

 ところが、裁判所は検察案をもとにした実験法を提示する。10年前の血液に混ぜる唾液の量を少なくする方式だ。弁護団の提案が古い血液だけを使うやり方だったのに対し、裁判所は古い血液と別の生体試料(唾液、皮脂など)を混ぜることにこだわったという。

 これを受けて、検察は新たな方法を持ち出した。DNAの量が古い血液と同じ比率になるように、混ぜる唾液の量を減らして試料(疑似的混合試料)を作るというものだ。検察は6月末に、この方法の正当性を主張する科警研の意見書を提出。冒頭で紹介した7月10日の三者協議では、この意見書をめぐって議論が交わされ、検察の提案に好意的な裁判所に対して、終了後の会見で弁護団の不信感がにじみ出たのだった。

 弁護団は、疑似的混合試料による検証実験に強く反対している。40年以上も前に味噌タンクから発見された「5点の衣類」に付いた血痕のDNAの量や劣化の程度は科学的に推定できないし、他の生体試料の付着の有無、時期、種類、量、状態は不明だ。だから「5点の衣類と同等もしくは類似すると評価できるような条件設定はそもそも不可能」と指摘したうえで、「試行錯誤で検証実験を行ったとしても『結果』の評価をめぐってさらに複雑な論争が生じるだけ」と主張している。こちらの方が、説得力があると思う。

 弁護団が不信感を募らせるのは、裁判所が何のために選択的抽出方法の検証実験に前のめりになるのか、その目的が明確にされていないからのようだ。

 たとえば、静岡地裁の再審開始決定が間違っているとみているからなのか、それとも鑑定手法としての有効性を入念に確認しておくためなのか。それによって、求められる検証実験のやり方や精度は当然変わってくる。目的がわからないまま実験をしても、その結果がどう利用されるのか疑心暗鬼になるばかりだろう。

 東京高裁は早ければ次回・8月13日の三者協議で、検証実験の方向を示すとみられている。「何をどこまで審理するのか、枠組みを決めてから議論しましょう」という弁護団の言葉に、きちんと耳を傾けるよう求めたい。

 ところで、何度も語られているが、袴田事件のおかしな点は静岡地裁が新証拠と認めた2点に限らない。再審請求審の過程でも、新たな事実が相次いで判明している。

 たとえば、装着実験で袴田さんには小さくて履けなかった「5点の衣類」のズボンに付いていたタグの「B」が、サイズではなく色を表していたこと。大きなズボンが味噌に漬かって縮んだのではなく、最初から小さいサイズだったのだ。しかも、検察はそのことを知っていたのに、もとの裁判では隠し通していた。

 袴田さんが逮捕されて5日目の弁護士との接見の様子が、警察によって盗聴・録音されていたことも明らかになった。刑事訴訟法が保障する「秘密交通権」の侵害という重大な違法行為である。自白を取らんがための1日平均12時間にも及ぶ起訴前の無理な取り調べと合わせて、違法を重ねた捜査の状況が改めて浮き彫りになりつつある。

 裁判所は、再審請求の審理をことさら技術的な論点に矮小化させることなく、証拠上も明らかなこうした諸状況も勘案し、速やかに大局的な判断をしてほしい。

Source: マガジン9

高知9条の会 全県交流会とデモ行進

7月19日は『高知9条の会 全県交流会』が高知城横の県立文学館で開催されました。7月16日の『戦争法案・強行採決』に抗議するため、この日に開催された訳ではありません。

交流集会は、もうずっと以前から日程は決まっていました。

たまたま日程がかちあっただけです。

そして『戦争法案反対  アベ政治を許さない 高知県民集会』の集会・デモも、本来17日に予定されていたのだが台風による延期で、たまたま同じ日になってしまったのでした。

 

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                  ↑  今後の闘いに論点を置いて基調報告する事務局の谷脇氏

交流集会では、各支部代表が次々と『安倍内閣の戦争法案・強行採決』への怒りと、これに反対する闘いの展開について、報告がありました。

我々『なかむら九条の会』も、昨年10月に再建以来、立て看板を10か所も立てるなど、よく頑張ってきたつもりでしたが、頑張ってる所はもっと頑張っていました。

地域へのチラシ配布や、毎月数回の街頭宣伝、講演会の開催等々…頭が下がります。

 

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                     ↑  なかむら九条の会の桃太郎旗が高知の空に・・・

これから何をするにしても、我々の旗がいるぜ…そんな会議の話から急きょ5本作成した桃太郎旗でしたが、集会などの場で旗を立てると、やっぱり良く目立ちました。

これから、地元での街頭宣伝等で大活躍してほしいものです。

 

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この日の集会参加者は650人。

急きょ予定変更の集会にしては、よく集まったと言っていいでしょう。

集会では、それぞれの団体の旗や横断幕とともに、『アベ政治を許さない』カードが配られ、シュプレヒコールの度に、一斉にカードを掲げて『安倍政権打倒!』を誓いました。

 

この集会で確認したこと

①安保法案(戦争法案)は完全に違憲であること。

②法案は参院で否決し、衆院での再議決を許さない戦いを全国で展開する。

③安倍内閣は、国民生活破壊、憲法破壊の内閣であり、退陣に追い込む以外に 

    ない狂気の内閣であること。

・・・以上のことが確認されました。

 

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 戦いの上で気をつける観点            

戦争法案廃案に向けて気をつけることとして次のことが指摘されています。

・・・この国の防衛については、近隣諸国の不安定な政情等もあり、一定必要性を感じている国民も少なくないこと。そのことを理解したうえで、今安倍政権が進めている政策の異常性をしっかりつかんで、これにきちんと対応する必要がある。

 

①必要か必要でないか…の議論にはまらないこと。

この論にはまってしまうと、どんな非道なことも許されてしまう。

戦争に反対する者は投獄じゃ…何で?…必要だから…

日本に住んでいる外国人は皆殺しじゃ…何で?…必要だから…

この国の若者は全員徴兵じゃ…何で?…必要だから…

 ②今、問われていることは、憲法に基づいて国政を運営しなければならない義務を負っている内閣が、憲法を守らず、憲法に違反する『戦争法案』を、大多数の国民の意思に反して、アメリカの要望に従い押し通そうとする…ことなのです。

 

必要か必要でないか…それはまた別の話なのです。

どうしても、この国に戦争できる軍隊を置きたいのならば、まず先に国民に、その必要性をよく説明し、憲法に基づき、憲法9条の改定を行い、あくまでも憲法の定めによって、軍隊を設置すればいいのです。

もちろん我々は、軍隊は不要、9条守れ…の闘いを全力を挙げて取り組みますが。

 

闘いは、いよいよ山場へ差し掛かってきました。

私たちの不屈の闘いは、まだまだこれからです。

皆さんの大きな大きなご支援を『9条の会』へお寄せくださるようお願いいたします。(nakamura9)

 

 

 

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Source: なかむら9条の会

山梨で「戦争いやじゃん☆安保法制に反対する若者デ怒りのデモ」開催!医師や医療事務なども参加して150人でデモ

7月18日(土)に「戦争いやじゃん 若者怒りのデモ」が山梨県甲府市で行われました。

民医連の職員も医師や事務などが参加して、約150人の参加者がいたそうです。

人数はそう大きい規模ではありませんでしたが、有志の企画としては成功したものだと思います。(鈴木貴博現場レポート代筆I)
304A0140 304A0330取り組みを朝日新聞が報じました。

*下の画像をクリックすると当該の朝日新聞DIGITALの記事に移動します
yamanashi

Source: 9条の会・医療者の会 » 9条の会・医療者の会