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2006年07月06日
第164通常国会をごく簡単に総括してみる
お久しぶりです、Mr.Kです。
北朝鮮がらみのきな臭い動きがありますが、こういうときこそ広い視野・長い目で世の中を見通すのが大事かなあと思います。
さて、6月18日に、意外や意外、会期延長なしで閉幕した第164回通常国会。
今国会の結果を簡単に総括してみますと、、、、
上程された法律案の数は152(他に予算案6、条約14、承認3、承諾8、決算7、決議2)。
前国会からの継続審議のものが14あるから、合計166の法案の審議を行ったことになります。
166の内訳を見ると、、、、
衆法・参法(議員もしくは委員長提出法案)が72、
閣法(府省庁からの提案)が94。
でもって、、、
成立した法律は96(衆・参法14、閣法82)、
否決が6、
継続審議・未了が45(衆・参法36、閣法9)
撤回が5
と言う結果でした、否決と未了の法律の圧倒的多数は野党の出した対案なんだけど、閣法の9の中に重要法案がてんこ盛りで残っちゃったっていうのが、今国会の最大の特徴でした。
中でも「国民投票法案」「共謀罪」「教育基本法案」を、継続に追い込んだのは、やはり国民の世論の前に、与党がゴリ押しで成立という結果を残したくなかったという意図が働いたのでしょう。
秋に招集される臨時国会は、始まる前から超ロングランの国会が予想されています。与党勢力は、来年4月の一斉地方選挙、7月の参議院選挙をにらんで、国民からの反発が予想される法案は秋の臨時国会でさっさと成立させて、通常国会では国民から期待を集めそうな「少子化対策」等を出してきて与党の実績をアピールすることになるでしょう(そして選挙が終わったころを見計らって、定率減税が全廃されることがすでに決まっていると、、、)。
しかし、私たち護憲の勢力には150日かけた通常国会でも、多くの重要法案の成立を断念させた「実績」があります。この7月8月の時期に、気を緩めることなく、護憲の世論を広げていくことが肝心ということですね。
(と、自戒の意味も込めて、実に久々のエントリーでした)
投稿者 Mr.K : 2006年07月06日 02:07