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2006年01月03日
「憲法24条+9条―なぜ男女平等がねらわれるのか」
みなさん、あけましておめでとうございます。
新年早々、積ん読の解消を誓いながら、子どもの相手に絵本しか読めていないMr.Hです。
今年最初にご紹介するのは、
「憲法24条+9条―なぜ男女平等がねらわれるのか」(中見里博著 かもがわブックレット)
です。
憲法九条の「改定」の議論のさい、やたらと「家族を守るため」って論調が鼻につきませんか?
社会の最小構成単位の家族を守るため→社会のより大きい構成単位の国を守るため…という「議論のすりかえ」かなぁというのは感じていましたが、そこにはさらに、憲法24条とかかわる男女の同権を廃し、(戦争をする国にとって都合のよい)男女の役割分担を進めるという狙いがあるようです。
女性に、いわゆる「銃後の守り」を担わせるには、「男女の平等」が邪魔になるのですね。
「男は守る側、女子どもは守られる側」…そういう構図が、より国民を奮い立たせるにはつごう良いということ。
「戦争をしない国」から「する国」への変質は、国民の権利や社会保障など、あらゆる分野に攻撃が仕掛けられるということがよくわかる本です。
投稿者 Mr.H : 2006年01月03日 10:00
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